チリアットが自爆する。チリアット……!
編集から先月送った半端な第一章のうち、序章についてのおおよその修正案が送られてくる。といってもこの部分はあくまで前節のようなものなので、特に大きな修正部分はない。
台風19号通過。
第一章(12-2月の夏のS17観測編)が完成したので、写真とともに送る。11万字。
今回の原稿であるが南極到着後の夏のS17(大陸上の観測地点)編となっている。もともとブログを見ていた方ならある程度時系列はわかるかもしれないが、順を追って解説していく。
まず自分の南極関連の出来事をある程度イベント・期間分けをしていくと以下のようになる。
- 高校での南極に行くきっかけ
- 大学〜大学院時代
- 極地研就職
- 冬・夏訓練、訓練航海、およびその他訓練
- 出発〜航海
- [夏]南極氷床斜面S17観測拠点での観測
- [夏]昭和基地、その他での活動
- [冬]越冬開始
- [冬]中継拠点旅行
- [冬]ドームふじ旅行
- 帰路
- その後
構成にあたってまず考えたのは「とりあえず南極に着いたところから始めるべきだろう」ということである。大人気の大御所であるまいし、凡骨デュエリストの新書など手に取って読まれたとしても最初の数ページ。そこでとりあえず南極の厳しさを叩き込んでやらなければなるまい。
そういうわけで、最初に南極到着後の話から進めなければいけないだろう、ということで、
- 序章:S17の終盤(6の終盤)
- 第1章:航海〜南極氷床斜面S17観測拠点での観測(5の後半〜6、7)
- 第2章(未筆):高校〜大学〜大学院〜訓練〜出発(1〜5の前半)
というまとめかたをしてみた。つまり、第1章の終わりが序章につながり、第2章はさらに遡って第1章につなげる形である。
こうすることで、いきなり「南極らしい南極」(夏の昭和基地はまったく南極らしくない)からスタートしたうえで、第1章では徐々に肩慣らししながら南極に到達できる、という具合である。第2章は南極に行くまでの準備や訓練を書いておきたいものの、直接的な南極描写がないため後ろに譲った形で、これも逆に第2章から第1章につながる形だ。『メメント』か。
さらに、
- 第3章(未筆):越冬開始〜中継拠点旅行(8〜9)
- 第4章(未筆):ドームふじ旅行〜帰路、その後(10〜12)
で終われば起承転結、史上最強、痛快無比、天元無限、智勇双全の全4章でキリが良いだろう、ということでほくそ笑む。この完璧な構成に編集は反論もないはずだ!
「1章までの文字数を新書のページ数に換算すると、約240ページになる。新書はせいぜい200-300ページなんだが」という旨のメールが編集から送られてくる。
あれ、またオレ何かやっちゃいました?^^;
第二章(学生時代追憶編)が完成。今度は抑えに抑えて3万字! 編集に送る。
「まだ一章も終わってねぇのに二章なんて読めねぇよ。書くの止めろ」という旨の連絡が来る。
これに対し、
了解しました。と返しておく。
こちらとしては、早めに書いておいたほうが忘れにくいですし、あとあと駄目になったとしても何かしら応用が効くと思うので、書いておこうと思います。
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