2020年7月11日土曜日

書籍化記録:2020年2-3月_Iconoclasts


 久しぶりに編集から連絡。編集長の承認が取れたとの連絡。あぶねぇまだ刃物を使わずに済んだか。

 残りの章の執筆OK(いやもう書いているんだが)とともに、光文社のnoteで原稿の序盤の試し読みができるようにしてはどうか、という話が来たので承諾しておく。




 南極半島北端のエスペランサ基地(アルゼンチン)で過去最高の18.3℃とのこと。2015年の17.5℃の記録塗り替え。ほーん。

 南極半島というのは南極大陸をカブトエビに見立てたときに尻尾に相当するところ。あるいは横にしたエビの尻尾……いやエビには見えないか、なんだろうこの大陸の形。群馬県民なら鶴にたとえて「かわいい〜」とか言うんだろうけど。
 このあたりはもともと温暖化傾向が強くて………といった蘊蓄を書こうと思ったけど本に書いてあるのでいいよね! 販促! 露骨!

 よく猛暑や異常気象があると「これは温暖化の影響か?」だとか(逆に冷夏だったりすると「温暖化は嘘」とメトロノームみたいなことを)言われたりするけれど、いやぁそんなにざっと断定できたら研究してねぇって。
 せめて「これは温暖化の影響はほぼ確実(発生確率が99-100%)、もしくは可能性が非常に高い(90-100%)ですか?」と訊いていただきたい(IPCC評価報告書的ジョーク)。




 5章(越冬開始)〜7章(終わり)までの執筆完了して送付する。
 ここまで来ると特に波乱万丈ないので書籍化関連で書くことがなくなってきた……と思いきやまだタイトル戦争があるのであった。



『Mount&Blade 2: Bannerlord』の早期アクセス日が3/31で決まってしまう。なんてこった。だらだら過ごしていても「だってまだM&B2発売してないし……」と誤魔化せていたのにそれができなくなった。勘弁してくれ。



『VA-11 Hall-A』人気投票結果発表。「しかしクリープは浮くものだ!」って意味がさっぱりわからんけどボス感があってよいと思いませんか?

 魔都トーキョーシティだと『VA-11 Hall-A』コラボバーがあったりするらしいけど、出てくるカクテルがふもふもドリームとシュガーラッシュだそうでなんか違うんじゃないかと思う。
『VA-11 Hall-A』のカクテルといえば、そう、ビールですよビール。合成ビール。ドノヴァンに大で出すビール。あれほど味が気になる飲料もない。日比谷Barはそのへんよく考えていただきたい。

『VA-11 Hall-A』、めちゃくちゃ好きではあるのだけれど、2回しかクリアしたことないのですよね。裏ルートも行ってない。『N1-RV Ann-A』の発売日が決まったらまたプレイしようと思う。



 編集から読み終わって、細かく修正、調整していく旨の連絡。はい。



 最近解析していた台風19号の論文を投稿する。



 先日投稿していた論文、「書類不備だから送ってくれ」というメールが来ていたのに気づかず数日経過してしまう。すまん英語のメール見たくないマンで。いや日本語のメールも見たくないが。

 また、編集より7月頃に刊行になりそうという連絡。最初の打ち合わせ(というか長野と東京の距離のせいで、結局この1回しか打ち合わせしていない)で「だいたい11ヶ月くらいかかる」という話だったが、ほぼそのとおりになってしまった。




 アクション、『Iconoclasts』をクリア。
 なんだこれは……名作すぎる。

 昨今(=ここ10年くらいの意味)、『Oneshot』『VA-11 Hall A』『死印』『Risk of Rain』『ブラスターマスターゼロ』(2含む)と、「べつに期待せずに買ったけどものすごく好きになってしまった」ゲームがあるが、これもそれに加わる。まじか。なんたることか。これをシナリオ、音楽、ドット、プログラム、すべてをヨアキム・サンドバーグ(konjak)一人で7年かけて作ったというのだから信じられない。いわゆる神ゲーである。
 敢えてダメ出しするとしても「絵がバタ臭い」ということくらいしかない(ドットはかわいくて良い)。本当。また7年くらいかけないとこの作者の作品が出ない可能性が高いというのも欠点か。もっと売れてくれ。SwitchでもPS4でもあるからさ。

 とはいえこれは個人の好みで、良いと思っている部分が人によっては良くないと思われるところもあるだろう(だからSteamでも評価9/10なんだろうし)。
 たとえばメトロイドヴァニアに近い形式ながら、収集要素がものすごく弱いところは個人的にはサクサクプレイできてとても良かったのだが、収集癖のある人にとっては「もの足りない」と感じるかもしれない。
 あるいは登場人物たちが基本的にめちゃくちゃ仲悪くて、お互いに足を引っ張りあっているの、わたくしとても好きなのですが、たぶん人によっては駄目なのだよな。ゲームで「仲間割れのシーンが厭」という人もいるくらいだし。わたくしは大好物です。

 他ゲームだとよくありがちな「仲間だろ」「信頼している」みたいな発言、本当に駄目で、もう集団行動なんてクソねな人間だから仕方ないのだが、とにかくそういう嘘は厭。嘘が厭というか、嘘は好きなのだけれど、明らかに嘘なものを法螺ではなく真実だと言い聞かせているというか、読み取らせているのが気持ち悪くて厭。どう考えても人間汚くてどろどろしているわけで、それを理解した上で言うのは良いけど、そうじゃなくてカルトみたいな集団強制心理を見せつけられたくはない。

『Iconoclasts』でも「仲間だろ」に近いシーンはあったりするのだけれど、そこだと「ここまでいろいろあったしあんたのことは嫌いだけど、いちおうここまで一緒に来たからまぁ………」くらいのすごく緩いもんで、そういうのが本当に良かった。他人は無条件で信頼しないし(作中随一の真人間が仲間のこと信用していない)、努力しても報われないし(命をかけて一か八かの作戦を決行しても成功しないで孤独に死ぬ)、そういういろんな積み重ねがあって人生というか、作品というか、そういった感情がとても良かった。Iconoclastsは偶像破壊者とのこと。






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Maira Gall